ルーンバウンドプレイレポート(9)
●前回までのあらすじ
8ラウンド目にして、ついに武器「真鋼の斧」の購入をはたしたレッド・スコーピオン。
さあ、その武器が猛威を振るうのか!?
そして、次なるアドベンチャーは如何に!?
●第9ラウンド
さあ、時間マーカーを進めてラウンドスタート!
さっそく、足元にある緑のアドベンチャーマーカーに挑んでみよう!
マーカーを裏返して…
緑のアドベンチャーデッキからカードを1枚引く。
「嘲う旅行者」! イベントだ!
マーガス退治をバカにされちゃあ英雄の名が廃る!
能力判定で解決するのが理性的なんだろうけど。ごろつきよ。タイミングが悪かったな。
私はちょうど「真鋼の斧」の試し切りがしたかったんだ。へっへっへ。(←悪党)
剣のアイコンは戦闘のシンボル。
オレンジのアドベンチャーデッキからカードを1枚を引く! さあ、何が出るか!?
「敵」「レイザーウイング」!!
体力値が「5」! 特性は「獰猛」「クリーチャー」!
●さあ、戦闘だ!
これが「戦闘ボード」!!
未邦訳の拡張セット「unbreakabl bonds」に入っている追加コンポーネントだ!
これで、1人用ソロプレイでも戦闘が可能となるのだ!
「レイザーウイング」の特性に合わせて「獰猛」用の「戦闘ボード」と「戦闘トークン」を選ぶ。
「戦闘トークン」は、表と裏に違う戦闘シンボルが描かれた、言わば「2面ダイス」。
「敵」の「戦闘トークン」は5個。対するレッドスコーピオンは…
キャラクターに付随する「戦闘トークン」が3個と、「真鋼の斧」の「戦闘トークン」が1個の、合計4個。
体力値は8。果たして勝てるのか!?
【第1ラウンド】
まず、英雄と敵の全部の戦闘トークンをキャストする(投げる)!
戦闘シンボルの黄色いのが「先攻シンボル」。
レッドスコーピオンは2個。レイザーウイングは3個。敵が先攻だ。
キャストした「敵戦闘トークン」の結果を「戦闘ボード」上に割り振り、上から解決して行く。
さて、「獰猛」の「戦闘ボード」の最初に書いてあるのは、「対戦相手に遭遇した時に1ダメージを与える」との事。
痛い! レッドスコーピオンに、いきなり1ダメージだ!
「ダメージトークン」を1つ、「英雄シート」の上に置く事でダメージ数をカウントする。
【戦闘アクション1】
「戦闘ボード」を上から順に見ていくと、レイザーウイングの最初のアクションは「波動」の解決だ。
敵カードを見ると、レイザーウイングには「打撃」と「飛行」の能力があるようだ。
どちらも「波動」1つで使える。
この場合、リストの下から順に能力を使うルールになっているので、今回使う能力は「飛行」だ。
これにより、レッドスコーピオンがレイザーウイングを次に攻撃する時、キャンセルされてしまうことが決定した。
【戦闘アクション2】
さあ、レッドスコーピオンの番だ!
キャストされた「戦闘トークン」の結果をどんな順番で消費するかで作戦が決まる。
レッドスコーピオンには「波動」1つで発動できる「刃一閃」という能力がある。
これは、「X攻撃を与える」という能力。
「X」は「この戦闘ラウンド中にこの能力を使用した回数」で、毎ラウンド「3回まで」使用可能だ。
よし、どうせ「飛行」でキャンセルされてしまう攻撃なら、最初は「刃一閃」の使用回数を稼ぐ事に使おう。
「波動」1つを消費して「刃一閃」! そして、今回は、よけられる。
【戦闘アクション3】
レイザーウイングの次の手は、「突撃」だ!
「突撃」は、拡張セット「蜘蛛の巣の中で」や「山からの脅威」で追加された「戦闘シンボル」だ。
これは「ブロック不能な攻撃」を繰り出すことができるシンボルなのだが、その反面、攻撃を繰り出した側もブロックが使えなくなるという諸刃の剣だ。
レイザーウイングは「ブロック不能な攻撃」を繰り出し、レッドスコーピオンに1ダメージを与える。ぐはっ!
英雄シートに2つ目のダメージトークン。
【戦闘アクション4】
レッドスコーピオンは、2つ目の「波動」を消費して、再び「刃一閃」。
今度は、このラウンド2回目の「刃一閃」なので、2回攻撃だ!
レイザーウイングは「盾」のトークンが出ていないので、もろ2ダメージヒット!
敵カードの上にダメージトークンを2個。
【戦闘アクション5】
レイザーウイングの次のトークンは、「ドクロ」のシンボル。通常攻撃だ。
レッドスコーピオンも「盾」がないので、ブロックできず、1ダメージを受ける。
3つ目のダメージトークン! 痛い!
【戦闘アクション6】
さあ、レッドスコーピオンには、まだ「2斧」のシンボルがあるよ〜!
レイザーウイングは、もちろんブロックできず、2ダメージ!
さあ、これで4ダメージだ!
【戦闘アクション7】
レイザーウイングの手持ちトークンは、「‐」が2つ。もう「パス」するしか手がない!
【戦闘アクション8】
レッドスコーピオンの最後の手は「羽根」トークン。
「羽根」は、自分側の他トークンを裏返すか、相手側のトークン1つを再キャストできるのだが、今はその必要がないので、終了だ。
以上、両者共に手がなくなったので、これで第1ラウンドは終了。
ここで、英雄が「退却」を選択しなければ、次のラウンドが始まる。
【第2ラウンド】
さあ、再び全部の「戦闘トークン」をキャストする。
「先攻シンボル」は1対1。同点の場合は英雄が先手だ。
「戦闘ボード」に「敵戦闘トークン」を割り振る。
【戦闘アクション1】
レッドスコーピオンの戦闘トークンは↓こんな感じ。
ちなみに、この一番右の星の形のシンボルは「策略」だ。
「策略」は、拡張セット「きらめく刃」や「ダークスター」で追加された戦闘シンボルだ。
戦闘に参加している全プレイヤーの戦闘プールに存在する任意のシンボルのコピーとして消費することができる。
レイザーウイングは「2突撃」のシンボルを持っている。
ここで勝負を付けないと、次には2ダメージが来るのが確定的だ。
しかし、それを逆手に取ろう。
レッドスコーピオンは、「策略」のシンボルを「2突撃」のコピーとして消費!
ブロック不能な2ダメージを与える。
レイザーウイングは体力値を上回るダメージを受けて敗北! 以上、戦闘終了〜!
レッドスコーピオンは報酬の2ゴールドと、このカードをトロフィーとして獲得!
そして、この「嘲う旅行者」のイベント解決により、知識トークン1個を獲得し、このカードを捨て札にする。
さあ、次なるアクションは、
「特別クエストU」と「ロドリック砦」を目指して、移動をしてみよう! ころころ…!
ありゃっ!? 川をこえられないぞ? 仕方ない…。
川沿いに3マス移動だ!
これで、このラウンドは終了。
さあ、次は山を越えて「特別クエストU」に行くか!?
いや、ここまで来たら、「フォージ」に寄って行くか?
次のラウンドに、乞うご期待!
「ルーンバウンド第3版」
プレイ人数:2〜4人
対象年齢:14歳以上
ゲーム時間:2〜3時間(←重い!)
アメリカ製の「ファンタジー・アドベンチャー・ボードゲーム」。
(「完全日本語版」は「アークライト」から発売されています)